熱性けいれんとは?
急に高熱になったために起こる全身のけいれんを熱性けいれんといいます。 インフルエンザやコロナウイルス、突発性発疹などのウイルスによる発熱の原因によるものが多いです。けいれんは通常5分以内でおさまりますが、5分以上続く場合は自然に治らないことも多く、はじめてのときはあわてると思いますが、安全を確保して救急車を呼んでください。
熱性けいれんの症状
10人に1人くらいが熱性けいれんになるので、珍しい病気ではありません。 また脳に後遺症を残すけいれんではないので安心してください。ただ、3人に1人くらいは繰り返し熱性けいれんを起こすことがあって、あまり回数が多い場合は、予防でお薬を使うことがあります。
熱性けいれんの治療
治療法はけいれん発作時に、早めに抗けいれん薬の坐薬を投与します。そして8時間後くらいにもう一度同じ坐薬を入れます。それで1日半くらいはけいれんが予防できると言われています。ただ、大きな子どもは少し副作用でふらふらしたり眠気が出たりするので注意してください。