RSウイルス感染症とは?
RSウイルス感染症は、RSウイルスによる呼吸器の感染症です。特に乳幼児に多く見られ、2歳までにほぼ全ての子どもが一度は感染するとされています。
RSウイルス感染症の症状
主な症状は発熱、咳、鼻水です。ねばねばした鼻水が出ますので、急にゼイゼイして呼吸が苦しそうになったり、哺乳ができなくなったりすることがあります。 症状は5〜7日でピークを越えますが、咳は2〜3週間続くことがあります。発熱も1週間くらい続くこともあります。 とくに生後3か月以下の赤ちゃんや早産児、心臓や肺に持病のあるお子さんは重症になりやすいです。
RSウイルス感染症の治療
治療法はなく、呼吸が苦しそうなときは、背中をやさしくたたいてあげたり、体を起こしたり抱っこしたりしてあげてください。鼻水はこまめに吸い取ってあげるといいでしょう。部屋は加湿を心がけてください。母乳やミルクが飲みにくそうなときは、1回の量を少なくして、何回かに分けて飲ませましょう。